ハラスメント対策の導入事例・実績一覧ブリストル・マイヤーズ株式会社 様

導入事例ブリストル・マイヤーズ株式会社 様

ハラスメントフリーの会社を作る

ブリストル・マイヤーズ株式会社
ブリストル・マイヤーズ株式会社 様
  • ハラスメント
  • 提供サービス研修
  • 規模千人~1万人未満

コーポレイト/ビジネス・ コミュニケーションズ部門
部門長
後藤 由美 様

株式会社クオレ・シー・キューブに依頼したきっかけ

弊社ブリストル・マイヤーズ株式会社は、アメリカに本社があるブリストル・マイヤーズ・スクイブの日本法人です。

本社の理念の一つに「ハラスメントフリーの会社を作る」という内容があります。弊社においても、理念の実現に向けて日頃から検討を重ねてきました。

法律や環境が異なる日本でその理念を実現するには、アメリカ本社のトレーニングプログラムをそのまま導入するのではなく、日本の環境に合ったプログラムが必要となります。そこで、日本の現状や働く環境を理解し、日本にあったトレーニングプログラムを一緒に考案していただける外部のコンサルタントを探していたときに、クオレ・シー・キューブに出会いました。

クオレ・シー・キューブは、ハラスメント対策に対する経験が豊富で、すでに製薬業界のクライアントを持ち、業界の事情をよく把握されていたので、今回一緒にプログラムを実行するパートナーとして、選ばせていただきました。以前、岡田さんに依頼した役員向けの講義が好評だった点も、最終的に選んだ理由です。

【2カ月で全国1,000名の研修を集中実施】

2008年夏、全社員約1,000名を対象に、全国44カ所の支店・営業所単位で、順次ハラスメントに関する研修を実施しました。管理職以上に研修をする会社は多くあっても、全社員を対象に研修を実施する会社はまだあまり無いのではないかと思います。特にこの点を通して、会社としてのコミットメントを社員全員に理解してもらいました。

研修主な内容は、事例検討および少人数グループによるディスカッションです。事例をもとに、セクシュアル・ハラスメントに該当する行為とハラスメントが起きた場合のリスク、ハラスメントに対してどう対処すべきか、などを話し合いました。また、ハラスメントがない職場を実現するためには何が必要か?といったテーマでもディスカッションを行いました。

研修時間は3時間。事務職とMR(営業)にわけて、それぞれプログラムを組みました。

2カ月という短期間に全国44カ所で行うスケジュールは、かなりタイトな印象を与えるかもしれません。しかし、実施期間が長ければ長いほど、また1回目と44回目の研修の間があけばあくほど、全体への浸透率は悪くなります。そうした意味でも、短期間に全研修を実施してよかったと思います。

実施に当たりクオレ・シー・キューブには、研修内容に特に弊社のアンチ・ハラスメント・ポリシーを取り入れて欲しい旨をお願いし、共通理解のため春頃から打合せを重ねました。

【受講者の反応・感想】

系統立ててレクチャーを受けた結果、ハラスメントについて、また会社のポリシーについて再認識できた、自分自身の言動の立ち位置がよくわかったなど、受講者から意見をもらいました。

もともと弊社の社員は、女性に対する言動などもアンチハラスメントの意識を持ち、気をつけている者が多いと思います。今回社員全員で外部の専門家によるトレーニングを受けたことで、そうした個々の認識に加え、より全体の認識が高まった、といった意見も寄せられました。

営業職の方へは、社外の相手から受けそうなセクシュアル・ハラスメントへの対処法についてもトレーニングを行なっています。会社としても積極的に取り組んできた問題であり、実際に起こる機会は少ないとはいえ、事例を通じて考えることができたのは非常に良かったと思います。

【今後の取り組み】

来年度以降の継続実施に向けて、討議をはじめています。昨年トレーニングを受けた社員を対象に、リフレッシングコースを提供する必要性を感じています。

具体的な時期や方法はこれからつめますが、弊社は今後も継続して、ハラスメントフリーの職場の実現に向けた取り組みを進めていくつもりです。

- 弊社 岡田康子より -

ブリストル・マイヤーズ株式会社様にはまず、役員の方々を対象に研修を実施させていただきました。社長様ご自身も受講者として討議に参加され、プログラム内容の修正についても積極的なアドバイスをいただきました。また、実施にあたっても、社長様、後藤様をはじめとしてご担当の皆様が、各会場に足を運んで直接参加者の疑問に答えてくださいました。全社員への実施というこのプログラムが円滑に進み、皆様にご理解いただけた最大の要因は、社長様のハラスメント防止に向けての強い意志と、「会社をあげてハラスメントをなくしていく」という姿勢が明確にあったからではないでしょうか。

〔2008年現在〕

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